GoPro HERO5 BLACKがやってきた 操作編
前回の開封編に続きファーストインプレッションをお届けしたい。
取説は薄く、電源を入れたらクイックツアーが始まる
GoPro HERO5 BLACKの取説はApple製品のそれのように取説に記載されていることは非常に少ない。
その分、電源を入れると使い方をナビゲーションしてくれるクイックツアーが始まる。
ここでGoPro HERO5 BLACKの各画面へのアクセスなど基本的な操作方法を学ぶことになる。
このクイックツアーはユーザー設定から何度でも確認することができる。
タッチパネルのレスポンスは悪く初期のAndroid程度
実際にGoPro HERO5 BLACKを操作した感覚としてはタッチパネルのレスポンスが少し悪く普段iPhoneを使っていると、もっさりした印象を抱くことになる。
ただしGoPro HERO5 BLACKでは静電式のタッチパネルを採用されとりGarmin EDGEのタッチパネルやカーナビのそれと比較すると操作の感覚は良いので今後のソフトウェアアップデートによって改善するかもしれない。
また静電式のタッチパネルなのでウィンタースポーツなどでグローブをしたままの操作はできない。
GoPro HERO5のボイスコントロールは画期的で非常に便利
今回から搭載されたGoProの新機能としてボイスコントロールがある。
「GoProビデオスタート」などコマンドをGoProに話しかけることにより操作が可能になるという機能だ。
実際の認識率はかなり高く、GoProビデオスタートとGoPro電源オフの2つしか試していないが一度もコマンドが通らないといったことはなかった。
今までアクションカメラを手にした方であれば想像がつくと思うが、この類のカメラを手持ちで撮影するというシーンは非常に少ない。
自撮り棒だったり三脚などに固定されていたりと手持ちで撮影することがベーシックな使い道でないことは豊富に販売されているマウントからもわかる。
にも関わらず当然ながら各種操作ボタンは本体についている。
例えば自撮り棒などで高いアングルからの撮影の場合、これまでの場合は録画を開始してから自撮り棒を伸ばし最初の5秒程度無駄な映像を残すしかなかった。
もちろんスマホやリモコンなどと接続して録画を開始する方法もあるが、アドホックモードで動作するスマホアプリは毎回Wifi設定を本体のものに合わせる必要があり、録画したいと思ってから録画開始まで軽く数十秒は要する。
事前に台本があり、それに沿ってまとまった撮影を行う場合などは問題ないが、日常でアマチュアが撮影するには準備が多すぎると感じる。
その煩わしさから解放されるのは思っていた以上に便利で、ボイスコントロールに慣れてしまうと使わないという選択肢がなくなってしまうほどだ。
細かな設定ができるProTuneはSONYのアクションカムより魅力的
では設定項目はというとタッチパネルの操作感と相まって多くの項目に簡単にアクセスできる。
画面は小さいが設定項目は多く、それぞれに使いやすくアクセスできる。
本体にマウントがないため充電などは少し面倒
SONYのアクションカムは本体底面に三脚ネジがついており、裸のじょうたいで使用することも想定されていたが、GoPro HERO5 BLACKでは本体のみでは何のマウントも装着することができず、利用用途はかなり限定されることになる。
少し固いマウントを外さなければ各端子にアクセスできないためデータの転送や充電は多少面倒だ。
せめてバッテリー交換ぐらいはマウントをつけたまま行いたかった。
撮影した映像の評価については次回