タイムラプス対決 SONY HDR-AS300 vs 中華アクションカムQ6H

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SONYのアクションカムHDR-AS300が修理から帰ってきたので、早速ロードバイクにマウントしてタイムラプス撮影をしてみた。
同じ道、同じ明るさではないので厳密な比較にはならないが、先日撮影した中華アクションカムと比較したい。

参考までに2年前に撮影したGoPro3+ Silverの動画も掲載する

動画の画質を比較

アップロードする際に画質がかなり劣化しているが、Youtubeよりは幾分かまともなVimeoを使用する。
オリジナルの動画はコメント等をいただければFirestorageなどで共有します。

ちなみにQ6Hはコントラストと彩度、カラーバランスをMotionにて調整してからアップロードしている。
HDR-AS300の方は画質に関しては、撮影したままだ。

アップロードされた動画の画質としては、若干HDR-AS300の方が綺麗な写りである。
しかし記録映像という観点ではどちらも役割を果たすレベルにあると言えるだろう。
タイムラプス動画という性質上、HDR-AS300の一番のセールスポイント空間光学ぶれ補正が効果をなさないため性能差も縮まっているという訳だ。

中華アクションカムQ6Hで撮影

SONY HDR-AS300で撮影

HDR-AS300のタイムラプスは編集が大変

公開された動画だけを見ると、さほど差はないように感じるかもしれないが、実際には編集段階で大きな違いがある。中華アクションカムのQ6Hはタイムラプスモードで撮影すると動画形式で記録されるが、HDR-AS300では大量の静止画が記録される。

HDR-AS300の大量の静止画は、それ一枚でも視聴に耐えられるほど高画質ではあるもののタイムラプスムービーに編集する手間が非常に煩わしい。
編集自体は付属のSONY  Actioncam Movie Createrで出来るものの、6時間撮影し続けた大量の静止画をムービーにするのには1時間近くの編集作業を要する。

中華アクションカムのそのままではド低画質なので編集は必要だが、設定さえ決めてしまえば毎回のタイムラプス編集にかかる時間は数分だ。

撮影は僅差でHDR-AS300が勝利

撮影時の特徴は、両者ともほぼ互角と言ってもいい。
しかし、一点だけ違いがあるとすればHDR-AS300は撮影時にカシャカシャとシャッター音が連続してなるのだ。
アクションカムで長時間回し続けると撮影が続行しているかが不安になる。
SONYは動画撮影の熱暴走で停止することもあるし(タイムラプスでは5時間安定稼働した)、そもそも中華アクションカムは最初から信用していない。

そんな心境の中でカシャカシャ音が鳴り続けてくれるのは心強い。

HDR-AS300の静止画は実用的

先に紹介したように、HDR-AS300ではタイムラプス動画ではなく写真を連続して撮影している。
そのためSDカードの中には大量の写真が入るわけだが、その写真が高画質という副産物もある。
撮影の目的にもよるだろうが、長回しの中から静止画を切り出すのであればHDR-AS300は最適だ。

HDR-AS300タイムラプス中の一枚

総合的には引き分け

これまでに紹介してきたように若干HDR-AS300が有利の結果となったが、価格差が5倍ということを考えると引き分けと言えるだろう。
2台持っていけるとしたら、タイムラプスは中華アクションカムのQ6Hに任せてHDR-AS300は空間光学ブレ補正が活かせるとうなシーンで使用するだろう。

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