GoProシリーズどれを選べばいい?2016夏版

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2016年の夏にはGoProシリーズが3種類ラインナップされている。
GoProの場合はフラッグシップの機能を値段とともに削っていくといった通常のラインナップとは違う、それぞれの特徴を持ったラインナップになっているので、単純に予算だけでは選ぶことはできない。
一体どれを選べばよいのかをシーン・目的別に検証していきたい。

まずはラインナップを軽くスペックとともに紹介しよう。

フラッグシップモデル:GoPro HERO4 Black

まずはフラッグシップモデルであるGoPro HERO4 Blackから見てみよう。

4k30fや1080p120fなどの撮影が可能

現在販売されているアクションカメラでは最上位と呼べるスペックでの撮影ができます。
4k30fが撮影出来るアクションカメラは多いですが、1080p120fが撮影出来るカメラはそれほど多くない。
4kは編集や再生環境を選ぶので不要の場合もあるが、1080p120fはどんなユーザーにも利用価値はあるだろう。

タッチパネル液晶搭載:GoPro HERO Silver

単なるミドルグレードではない実力を備えたミドルグレード。GoPro HERO4 Silver

Blackには搭載されていないタッチパネル液晶を搭載

なぜ、Silverが単なるミドルグレードではないかというと、フラッグシップモデルのBlackには搭載されていないタッチパネル液晶を搭載しています。
普通のデジカメには当たり前に搭載されているタッチパネル液晶。録画中の画角などの確認には絶対便利です。
アクションカメラの設計は何かに固定して撮影することは想定しています。
そのため、手に持って普通のカメラみたいに使うことを想定していません。そのため液晶を搭載していないのです。

しかし実際のユーザーの利用シーンとしては小型のビデオカメラとしても利用したいというのが本音だと思う。
もちろんスマートフォンなどに連携すれば液晶と同じ機能を使うことができるが、やはり通常利用時に毎回スマートフォンと接続するのは面倒だ。
そんな時に背面に液晶があるのが便利というよりも、それがビデオカメラとして自然の姿であると感じる。

4kやFullHD120fpsが撮影できない以外はフラッグシップのBlackと同様

画質・画角・機能など撮影解像度を除いてフラッグシップモデルのBlackと同様のスペックとなっている。
実際のテレビでの撮影にも対応できる高画質はGoProならではだ。

最軽量エントリーグレード GoPro HERO Session

もっとも安価なモデルであるGoProであっても上位モデルの廉価版という位置付けではない。
まずは形からして上位2機種とは全く違うことは見ての通り。

もっともコンパクト。アクションカメラらしいモデル

アクションカメラとして使うのであれば小さくて軽いほうがいい。
それは疑いようのない事実だ。事実ツールドフランスで選手たちのバイクに取り付けられていたのはGoPro HERO Sessionであることからも実証済みだ。
例えば、ロードバイクのサドルマウントを利用するとハウジングをつけた状態でサドル下に取り付けるとペダリングの際に太ももが当たってしまう。
これが結構なストレスなのだ。ウェアラブルカメラと呼ばれるだけあって、体の一部に装着するのであれば、そのストレスはより一層だ。
しかしHERO Sessionであれば、その心配もない。

唯一のハウジング不要モデル

やはりアクションカメラのハウジングは不便だ。
SDカードを取り出すときや充電の時などハウジングから取り出さなければならないシーンは非常に多い。
防水・防塵・耐衝撃を保証するためにガッチリとしたハウジングは頼もしいのだが、その分だけ取り出しは面倒だ。
しかしSessionはハウジングが不要なモデルなのだ。手軽に使いたいというユーザーには嬉しいスペックだ。

GoProはどれを選べばいい?

まずはスペックと特徴をおさらいしたわけだが、万人にオススメなのがGoPro HERO4 Silverだ。

初めてのアクションカムならGoPro HERO4 Silverがオススメ

何と言っても背面に液晶があるのは通常の用途として使いやすい。
本気でマリンスポーツやスノーボード、ロードバイクなどの目的がはっきりしている場合を除いて背面液晶は絶対必要。
もし最初のアクションカメラとして選ぶのであればGoPro HERO4 Silverが一番後悔しないであろう。

ハイスペックなPC、再生環境が揃っているならGoPro HERO4 Black

今後主流になるであろう4Kに対応したGoPRo HERO4 Blackだが、撮影した動画の編集には非常にハイスペックなPCが必要となる。
また、4Kを再生できる環境がなければ、4Kで撮影しても無駄になるの。
さらに背面液晶がないことは、相当使いづらいということを理解しておく必要がある。
手持ちでも撮影をする可能性がある場合は背面液晶のないGoPro HERO4 Blackは避けたほうが良いだろう。

固定専用・記録用であればGoPro HERO Sessionをオススメ

目的がはっきりしている場合は、GoPro HERO4 Sessionで良いだろう。
ただし、使用用途がかなり限定されるため初めてのアクションカムにはオススメできない。
普通のビデオカメラの代用としては相当使いづらいことを覚悟しておかなければいけない。
ロードバイクのサドルマウントで使用するのであれば、これの一択となる。
複数台のGoProで撮影するのであればGoPro HERO4 Sessionでも良いだろう。

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