アクションカメラ市場はGoProとSONYの2強時代
アクションカメラ・ウェアラブルカメラというジャンルでは多くのメーカーから数え切れないほどの商品が発売されています。
その中でも2016年6月現在ではGoProとSONYは人気が秀でていて2強と言えるでしょう。
GoPro -このジャンルを築いたスタンダード-
アクションカメラといえばGoProというほど高い人気を誇るのがこのジャンルを普及させたと言っても過言ではないGoProになります。
プロの撮影現場でも多く導入されており、TVを見ていてもヘルメットなどにGoProがくっついているのを目にすることがあります。
GoProの売りは圧倒的な高画質
GoProの普及の要因は圧倒的な高画質にあると言えるでしょう。
プロ用のTVカメラと混ぜて使うとGoProの画質が良すぎるため、画質を落として使うという逸話も生まれています。色のノリ、解像度など画質の面では普通のビデオカメラには負けません。
アクセサリの多さもGoProの魅力
初代から数えて10年以上の歴史があるGoPro。常に人気No1を続けてきましたので純正・サードパーティー含めてアクセサリが非常に豊富です。
使う機会が多くない特殊なマウントなどはAmazonで安く購入することも可能です。
他のアクションカムもGoProと同じマウントを使うなどするほどです。
後発のSONYは手ぶれ補正で対抗
そんなGoPro一辺倒だったジャンルで2番手としてシェアを伸ばしてきているのがSONYのアクションカムです。
GoProの弱点、手ぶれを克服
GoProにも弱点がありました。手持ちで使用したり、ハンドルにマウントしたりすると酷く手ぶれが発生します。
高価なスタビライザーに乗せて撮影できるプロの方は関係ないかもしれませんが一般人には特殊用途以外では使いづらいものでした。
ビデオカメラで長年手ぶれ補正を開発してきたSONYはGoProにも負けないスペックでSONYクオリティの手ぶれ補正を乗せたアクションカムを発売しました。
この手ぶれ補正の効果はGoProと比較してわかりやすいぐらいハッキリと効果が出ています。
Youtubeなどで一般ユーザーからの比較動画が掲載されることになりSONYは一気にシェアを伸ばしました。
そして2016年の6月に空間光学手ぶれ補正を搭載したアクションカムを発売しました。
空間光学手ぶれ補正でシェアをひっくり返せるかが楽しみです。
第3の選択肢は偽GoPro
ここまで盛り上がっているジャンルですので、他のカメラメーカーも手を出さないわけがありません。
PanasonicやOLYMPUSなどもアクションカメラを発売していますが、前述の2強が強すぎて非常に苦戦しています。
そんな中、圧倒的な低価格で勝負してきているのがSJCAMに代表される中国製の偽GoProです。
1万円を大きく切るような価格帯で、GoProそっくりの外観、さらにはGoProにはない背面の液晶まで搭載しています。Amazonのレビューでは「本物のSJCAMでした」や「偽物が届きました」など信じられない言葉も並んでいます。
中国製ですので何のプライドもなくアクセサリ類はGoPro完全互換です。
確かにGoPro一台よりSJCAM4台を買ったほうが同じ値段なら使えるシーンが増える気もします。